建築は記憶の器であるとすでに述べたが、このことと美は実は切れている。美しくともそうでなくとも、子供の時から見慣れたものは大きな器となる。戦後の公団住宅は美しいとはいいがたいが、そこで生まれ育つと、やがて”団地萌え”を生む。工場だって”工場萌え…
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