読書メモ

読んで気になった文章の引用と感想と

TOEICテストいきなり600点! P.172

TOEIC界の住人は勤勉な人ばかりで、サクセスストーリーにあふれています、企業では目覚しい活躍をした社員が表彰されます。式典が行われ、社長が全社員の前でその人物の素晴らしい業績を語り、本人を壇上に呼んで賞を授与するのです。また、ミーティングの最後に陣し移動が発表されることがあり、この場面でも人物紹介が行われます。たとえば、ベテラン社員の定年退職が発表される場合は上司に当たる人がその社員の貢献をほめたたえ、お別れパーティーの告知をしたりします。 

 

TOEIC(R) テスト いきなり600点!

TOEIC(R) テスト いきなり600点!

 

 

地政学入門 外交戦略の政治学

だいたい日本の社会科学関係の人達は、比較的簡単に割り切れるような議論に飛びつきたがりますから、非常に大きな辛抱のいるわりに、なかなかきれいさっぱりと結論の出ない地政学のようなものには、あまり向かないのかもしれませんね。 (序章 地球儀を片手に)

 

 

生物学的文明論 P.77

ごはん一膳で風呂2.5杯分の水が使われています。炊事・洗濯・風呂・トイレと、毎日ずいぶんと水を使っているように感じるでしょうが、家庭で一人が一日に使う水の量は0.24トン。この2倍の水が、茶碗一杯の米を作るのに必要なのです。

 

 

生物学的文明論 (新潮新書)

生物学的文明論 (新潮新書)

 

 

ローマ亡き後の地中海世界 海賊、そして海軍 1 P.6

そして、最後に言いたい。黒字に白く髑髏を染めた旗を帆柱の上高く掲げて接近する海賊船などというものは、カリブ海の海賊か、いやカリブの海賊でも、小説や映画の上の話にすぎなかった、ということを。

 

ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
 

 

基準値のからくり P.10

基準値の根拠を知ることは、この世界の意思決定のしくみを知ることである。そして、この世界を生きていくうえで避けることができないさまざまなリスクのおおよその大きさを知ることである。

 

基準値のからくり (ブルーバックス)

基準値のからくり (ブルーバックス)

 

 

フジモリ式建築入門 P.26

建築は記憶の器であるとすでに述べたが、このことと美は実は切れている。美しくともそうでなくとも、子供の時から見慣れたものは大きな器となる。戦後の公団住宅は美しいとはいいがたいが、そこで生まれ育つと、やがて”団地萌え”を生む。工場だって”工場萌え”を発症させるのだ。

 

フジモリ式建築入門 (ちくまプリマー新書 166)

フジモリ式建築入門 (ちくまプリマー新書 166)